正月の催事には植物が深く関わっています。門松のクロマツ、アカマツは神の依代となり、神を迎えて新年の平安と豊作を祈願します。竹は旺盛な生長力を持っているので、無限の繁栄につながるとされています。ちなみに、門松は神が降りてくる場所を示す目印とするために立て、これに神霊がこもり憑くと考えられています。
注連飾り(しめ飾り)は、下界に降りてくる神を迎える神聖な場所と、他との境界を示すもので、古い年の不浄をはらうものとされています。玄関などにわらで作った縄状のものにウラジロやユズリハ、ダイダイの実などをつけて吊り下げます。シダ植物のウラジロは、葉裏が白いことから、汚れのない潔白さと長寿を表しています。また、葉が左右対称になっているところから夫婦の相性がよく円満な家庭になることを願います。ユズリハは、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないところから、代々家系がうまくつながっていくという家運繁盛、子孫繁栄を願います。ダイダイも、果実が色づいても木から落ちず、大きく育つところから、ユズリハ同様のいわれがあるそうです。
正月ばかりではなく他の行事などに関するいわれなどを調べてみると、興味深いものがたくさん見つかるかも知れませんね。
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